『辛いものを食べれば汗もかくし代謝も上がるしダイエットになる』そう思っている方はおりませんか？実際に私はそうでした。かなり長い年月〈辛いものダイエット〉と称して激辛料理ばかりを食べてきました。
実際には辛いものによってダイエット効果があったかというと、思い返せばほとんどダイエット効果はなかったですね。むしろ辛いものを食べていたことで体作りやダイエット関連では色々とロスをしてしまっていました。
本記事の内容
＊辛いものがダイエットに不向きな理由
以上の内容をお話しします。すべて筆者の体験談にもなります。ダイエットの参考にしてください。
辛いものがダイエットにもたらす効果
辛いものといえば〈カプサイシン〉が頭に浮かぶと思います。カプサイシンは唐辛子に含まれる成分で辛い料理にはほとんど含まれています。そしてカプサイシンには、体を温めて代謝を上げ脂肪の燃焼を良くする。というお話があります。
実際にはその通りで瞬間的なダイエット効果はあるのですが、実はその効果は一時的なもので〈継続的に太らない体質〉になるわけではないです。
『辛いものを食べていれば太らない』という考えも実はかなり危険で、辛さで味覚がマヒして味の濃い高カロリーな物を摂取してしまうことも多く、ダイエットを意識している人には辛いものはリスクの高いものと言えます。
ただ、困ったことに辛いものばかり食べていると、〈味覚がマヒしている〉ということを本人はわかっていないことが多いんです。激辛党の方は、辛さを抑えると物足りなさを感じてしまうと思いますが、ダイエット意識があるなら少しづつ辛さを抑えるようにしたほうが、本当にダイエット向きな食品を食べれるようになります。
辛いものがダイエットに不向きな理由
＊味覚がマヒするので味付けを濃くしてしまう
＊お腹を壊し、運動などへの悪影響がでる
辛みとは〈刺激・痛み〉であり体へ与える影響も少なくありません。お腹を壊したり体調を壊したりする原因にもなってしまうので、食べるにしてもほどほどが一番なのは間違いありません。
辛い物は高カロリー
鍋料理やカレーなど、辛いものは味付けが濃く、高カロリーで太りやすい物が多いです。又、辛いものを食べる場合に最も危険なのが〈辛さを調和するためにご飯等の炭水化物も一緒に多く摂取してしまう〉という点です。
炭水化物は〈糖質の塊〉であるため辛い料理と合わせて食べると相性が良すぎるのが欠点です。チゲ鍋+ご飯、麻婆豆腐+ご飯、麺類も辛いものとの相性が非常に良いですね。残念ながらそれらは全て太る原因になります。
高カロリーなおかずに炭水化物を合わせてしまったら、それは完全にダイエットと真逆に向かってしまいます。
味覚がマヒして味付けが濃くなる
調味料は何であれ、濃い味付けのものは高カロリー（太るもの）となります。
辛いものは本人が思っているより味覚をマヒさせています。他の食べ物の味がわからなくなっているわけではなくとも、濃いめの味付けでないと物足りなくなってしまっている。筆者を含め辛党の方はそういった傾向が目立ちます。
辛味付けが自然なことになっている場合、いきなり辛いものをやめるのは難しいでしょう。ですが徐々にでも辛いものを食べる回数・日数を減らしていけば１.２ヵ月ほどで変化はでてきます。激辛でなくとも満足できるようになっていきますので耐えましょう。
辛いものはお腹を壊す
辛いものを食べた後は胃が荒れてしまい腹痛を引き起こすことがあります。それだけならまだ良いですが、消化器官が荒れてしまい下痢や便秘などになってしまうのが一番危険です。
ダイエットは脂肪を減らして筋肉をつけるのが理想です。体調を壊してしまったら気力も下がってしまいますし、満足に運動することも難しくなってしまいます。綺麗に痩せるためには腸内環境（腸内フローラ）を整えるのは必須になります。体調管理をするためにも辛すぎるものの摂取は控える方が良いです。
辛いものがダイエットに不向きな理由 まとめ
●辛いものがダイエットに与える効果は一時的にすぎない
●辛いものは高カロリーな食べ物が多い
●辛いものは炭水化物と相性抜群なため非常に危険
●辛いものばかりになるとマヒして薄味に満足できなくなり味付けが濃くなる
●辛いものは胃や腸を荒らしてしまい体調を悪くさせてしまう
ダイエットをするのには筋トレや運動を行うのが非常に効果的です。上記でも上げましたが辛いものを食べて得られる代謝アップ効果は一時的なもので〈太りにくい体質〉を作ることは極めて難しいです。ダイエット中は辛いものは控えめにした方が痩せる近道になります。
