【2020東京オリンピック】がコロナ騒動で気落ちすることばかりの中、無観客などの厳重警戒で行われ(実際には1年延期され、2021年開催)、数多くの競技・アスリートが世間を賑やかにさせてくれました。
しかしですが、一部でこのような声があがっています。
なぜだ!?なぜボウリングがオリンピック種目にならないんだ!?
ハイそうです。筆者の心の叫びです。そこそこ多めの方に共感していただけると勝手に信じております。
本記事では、2020東京オリンピックでは種目採用されなかったボウリングについて深堀していきます。
2020東京・2024パリオリンピックはすでに落選
2020東京オリンピックでは種目に選ばれず、2024パリオリンピックでもすでに種目としてボウリングは選ばれなかったことが発表されています。
過去にボウリングがオリンピック種目になったことはあるのか
ボウリングは認知度の高いスポーツですが、過去一度もオリンピックの正式種目なったことはありません。
2020東京オリンピックでは〈参加国数206ヵ国〉とのことですが、お金のかかるボウリング競技は参加できない国も多く、昔から種目採用されたことがないようです。
実はオリンピック種目まであと一歩?だった
ボウリングは【2020東京オリンピック】の追加種目一次選考に残っていたようです。しかしその後切り落とされてしまったわけです。
追加種目の選考から落とされた理由とは
日本ボウリング協会への説明内容抜粋はこちら。
組織委からは若者へのアピール度や国内での盛り上がりなどについての優位性で、他の候補に及ばなかったとの説明を受けたという。
https://www.sankei.com/
簡単にすると以下のようになります。
●若者からの人気不足
●ボウリングは盛り上がりに欠ける
日本ボウリング協会は一応『納得した』というかたちをとったようですが、かなり悔しい内容ではあります。
ボウリング競技者の年齢について
ボウリングの本格的な競技者は日本国内・海外ともに比較的高いのは事実です。日本国内の大会では〈60代の部〉や〈70代の部〉という区分けもあります。
ボウリングが、プロなどの本格的競技者の年齢が高いのにはそれなりの理由もあります。
●体力面で高齢者でも余裕を持って行えるから
●学生などの若者にはお金の関係上、日々の練習が困難だから
●学校の部活などで毎日できるモノではなく、たまにやる娯楽として根付いているから
●若者にとってのカリスマ性溢れる人物がボウリングプレイヤーにいない
若者に人気を得られない理由① お金事情
ボウリングをやるには基本的に毎回料金が発生します。それは海外でも同じで、若者にとっては体力どうこうよりもお金の面で『毎日頑張って練習することは非常に難しいスポーツ』というのが現実です。仮に学校で2・3レーンのボウリング設備を作り運用するのであれば、かるく数千万円かかります。一般の学舎で部活動として行えるようなモノでは到底ありません。
若者に人気を得られない理由② カリスマ不足
若者はカリスマ性溢れるスーパースターに憧れてスポーツに取り組みます。それは現実のプロ選手だけではなく『アニメ・漫画・映画』などの主役・キャラなども憧れ対象です。
ボウリングを題材にした有名な『アニメ・漫画・映画』は・・・思いつきません。現実のプロ選手は、ボウリング好きの人なら色々な方が浮かび上がると思いますが、『ほぼボウリングをやらない』という人にも普通に知られているようなプロ選手はいないと思われます。
ボウリングは盛り上がりに欠ける
これは少々納得できない内容です。ボウリング好き筆者のひいき目ではなく、大会運営側のやり方と実況者次第でボウリングは十分な盛り上がりを魅せれるスポーツだと思えます。
その理由は
●ルールを覚えやすい
●やろうと思えば誰でもできるスポーツ
●1ゲームの試合時間がそこまで長くない
●勝敗がシンプルなスポーツ
スポーツは『誰が一番速い!?』『誰が一番強い!?』などのシンプルでわかりやすいモノほど、幅広い世代からの人気を集めます。
そして重要なのは、競技レベルは別として『やろうと思えば誰でもできる』『ほとんどの人がちょっとはやったことがある』という点です。スポーツを見る側は、自分でもできるから凄さがわかるし結果が気になるもの。
ボウリングは大衆娯楽であるがゆえに〈分かりやすくて、見やすくて、凄さがわかる〉という応援しやすい要素を十分に備えた競技と言えます。
2028年オリンピックなら可能性はある
2028年のオリンピック開催地は〈アメリカ ロサンゼルス〉です。
ボウリング競技人口最多国はアメリカです!ちなみに2位は日本。
世界で最もボウリングが盛んな国であればオリンピック種目に採用される可能性もあるのでは!!
ボウリングのオリンピック種目について まとめ
●ボウリングがオリンピック種目になるには最短でも2028年ロサンゼルス五輪
●ボウリングをオリンピック種目にするには若者からの支持が必要
●ボウリングは盛り上がるスポーツだ
●今後ボウリングがオリンピック種目になった場合は〈初〉となる
ボウリングをオリンピック種目採用してもらうために署名運動などもされているようですが、なかなかに難航している状況です。現時点ではオリンピック種目になるのはかなり難しいです。
筆者としては記事内でも少し触れましたが、『もの凄く面白いボウリングが題材のアニメを作れ!!』というのが真面目な意見です!若者からの支持をいっきに上げるには間違いなくそれが一番です!!
それと女子ボウラーのバトルトーナメント〈Pーリーグ〉をゴールデンダイム放送に持ってくるのも良いですね!