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左利きは苦労もあるが矯正すべきではない理由!

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幼少期のお子様が左利きだったりする場合、矯正を考えたりすることがあるとは思います。私は物心ついてから社会生活をしている現在も左利きとして過ごしていますが、正直左利きであるが故の苦労もありました。ですが実際のところ無理に左利きを矯正すべきではないと考えています。苦労もあれば、左利きだからこその利点もあるからです。

本記事の内容

*左利きを矯正すべきではない理由
*左利きの日常的苦労について

以上の内容をメインにお話しいたします。左利きを矯正すべきか悩んでいる親御さんも、自分の左利きを直そうか悩んでいる方も参考にしてください。

目次

左利きを矯正すべきではない理由

*1度左利きになると矯正しようとしても、本人のストレスが溜まるだけで失敗する

*矯正しようとしても左が強すぎて完全に右利きになれないので、どっちも中途半端になる

*左利きは苦労がある分、気遣いができるようになる

*左利きは視野・思考が広くなる

*世の中が色々右利き用になっているので結局右も使えるようになる

ストレスによる悪影響

自分の利き手を封じて〈上手くできない逆の手〉で生活すれば大人でも大きなストレスとなりますが、子供はその比ではないほどのストレスを感じます。覚えたことを何でも楽しそうに、自慢するようにやるのが子供です。それを強制的に上手くできないように生活させられるんです。矯正で右利きにするには数ヵ月では無理です。子供に年単位の我慢をさせるのは無理に近いレベルで難しいです。

〈上手くできない=自分にはできない=やりたくない=やらない〉これが自然な子供です。大人なら何年も練習を重ねれば上手くなれることを知っています。でも子供にとっては〈ちょっと頑張ってもできない〉というのは重大な事です。色々なことが上手くできなくなったら〈性格面・社交面・身体能力面〉すべてにマイナスな影響がでます。

右も左も中途半端になる

左利きは〈左手・左足〉が本当に極端に強くなりやすいです。その為完全に右利きにならずに、使えるようになったけど元々の右利きの人より上手くない、本人が元々利き手だった左も左利きの人より上手くない、という中途半端な状態になってしまうことがあります。

左利きは苦労もあるが気がまわる人になる

子供時代でも大人でも左利きはある程度の苦労をします。〈字が上手く書けない〉や〈左利き用の道具が少ない&高い〉等色々あります。その一つに〈右利きの人に合わせる〉というものもあります。左利きの人の割合は約10人に1人といわれています。基本的に世の中は右利きの人が多いため、左利きはそれに合わせるようになります。

そうなると自然と人に対して『どうしてあげれば良いかな?』という考えが小さな頃から身につくようにもなります。自分が他の人と違うことは子供でも分かります。意地を通したい気持ちを持ってしまうことも当然ありますが、基本は周囲に対して合わせてあげれるなどの気遣いが持てる人になりやすいです。

左利きは視野・思考が広くなる

子供でも大人でも、左利きの人は他の人と自分が少し違うことが分かっているので周囲の人・周囲の状況を気にすることが多いです。そのため視野を広げて観察することや、同時に色々なことを考えることが得意な人が多いです。

スポーツでもトップアスリートに、少数であるはずの左利きが多くいるのは納得のいくことです。ちなみにサッカー史上最高の選手と呼ばれる【リオネル・メッシ】選手も左利きです。

政治の世界でも有名な話ですが、2021年から過去90年で誕生したアメリカ合衆国大統領は3人に1人が左利き、直近50年では2人に1人が左利きという、多くの分野でトップ層に行けば行くほど、左利きの割合が高くなっているんです。

結局右も使えるようになる

トップで活躍している左利きの方の割合が高くても、世の中は右利き使用になっています。だからこそ矯正を考えてしまうのでしょうが、左利きの人は全てを左でこなすわけではありません。左手・左足で行うには不都合があるならば当然右を使います。右利きの人が左を使う頻度よりも、左利きの人が右を使う頻度の方が確実に多いです。

なので左利きの人は右も上手く使える人が多いです。左利きには器用な人が多いともいわれますが、単純に世の中の事情が関わっているからというのもありますね。

左利きの日常的苦労について

字を上手に書けない
(書いた字を隠しながら書き進むためなどの理由)

左利き用品があまりにも少ない
(当たり前のように右利き用の日用品を使っている)

基本的には人の左側に位置を取る
(右利きの人と肘がぶつからないよう気を使うため)

包丁を持つと怖いと言われる
(けっこうショックなので言われないように練習する)

上記は最も代表的な内容です。細かなことをあげればすごい数になりますが、苦労はしても【困る】ということは少ないです。一瞬困っても器用なことを左利きの人は考えるので、どうにかなってしまいます。

一番のあるあるとして挙げられるのが『字が上手く書けない』、私も1度は綺麗に書くのは諦めて投げだしましたが、これも正直言って本気で練習すれば克服できます。左利きのほとんどの人は子供時代に『綺麗な字』は諦めてしまうので、大人になってもそのままにしてしまいがちですが、本気でコツコツ練習すれば克服できる!

最後に

『左利きというのは見た目が悪く、不便で大変なことだ』と思っている方もいるとは思いますが、決して困るようなことではありません。むしろ人より秀でる可能性を秘めているんです。

右利きの方からすれば、見慣れなくて不安に思うこともあるかもしれません。ですが少数派の左利きだからといって、のけ者にされたりするようなこともほぼないです。むしろ好意的な目を向けられることのほうが多い気がします。

もし矯正を考えるのなら子供がストレスを感じないように、〈ゲーム感覚で練習する〉・〈常に目標達成のご褒美を用意する〉などを考えてみてください。無理やり厳しくやってもマイナスにしかなりません。

 


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